食品製造でのオートメーション化のための新しい方法－さらにそれを超えて
取扱い、梱包、パレタイジング、積み上げの場合でも：衛生機械(HM)モデルでの新しい衛生オイル(HO)ポートフォリオとロボットは、特に衛生を必要とする全てのアプリケーションで実力を発揮します。このロボット技術は、全ての軸に食品グレードの潤滑剤を備え、表面が滑らかであるため、問題なく洗浄できます。これらの特性により高い衛生基準を保証し、衛生ロボットを他業界にとっても非常に魅力的となっています：
KUKAの新しいロボット技術は高い衛生基準を保証します
食品、医薬品、化粧品製造で使用されるロボットには高い衛生保証が要求されます。KUKAの衛生機械(HM)モデルで採用されるハイジェニックオイル(HO)ポートフォリオとロボットは、汚れを防ぎ、高い衛生基準を満たすように設計されています。
2022年1月13日
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全ての軸でFDAに準拠したNSF H1潤滑剤
Hygienic Oil (HO)ロボットを幅広く提供することにより、二次的分野での多くのアプリケーションでご活用いただけます。
KUKAの新しいHOポートフォリオは、今年度初頭よりご利用いただけます。「HO産業用ロボットは、機械指令2006/42/ECまたはDIN ISO 14159に従って衛生要求を満たしています」とKUKAのポートフォリオマネージャーであるディーター・ローテンフッサー(Dieter Rothenfusser)は説明しています。「これらはエネルギー供給を含めて全ての軸に認定されたNSF H1潤滑剤を備えています。メンテナンス間隔は弊社の標準ロボットと同じです。」
ポートフォリオの明るくモダンなライトグレーのカラーデザインは、特に機械上の汚れを簡単に識別でるようにします。これらの対策により、KUKAは二次的分野における安全基準の向上を満たし、このように幅広いポートフォリオを備える世界で唯一のメーカです。Hygienic Oil (HO)ロボットは、食品の加工や梱包以外に、例えばチョコレートや焼き菓子などのごつごつした製品や乾燥した製品の加工にも適用できる潜在性があります。
当社のHygienic Oil(HO)ロボットのさまざまなポートフォリオをご覧ください
H1潤滑剤を採用した衛生ロボット技術は、プロセスチェーン全体で利用するために、6～240kgの可搬重量と900～3,200mmのリーチのポートフォリオをカバーします。これには、KR AGILUSからKR QUANTEC PAまでの全てのロボットファミリーが含まれ、タクトタイムはさらに速くなります。防塵防滴性能に関しては、メイン回転軸はIP65に、ハンド回転軸はIP67にも準拠しています。
KR AGILUS HO（可搬重量：6 ～ 10 kg、リーチ：900～1,100 mm
さまざまな設置形式により、NSF H1潤滑剤または食品用グリースを使ったKR AGILUS HOは、食品、医薬品および化粧品業界でのハンドリングとピック・アンド・プレースでフレキシブルにサポートします。
KR CYBERTECH nano HO（可搬重量：10 kg、リーチ：1,440 mm)
KR CYBERTECH nanoハンドリングロボットは、このクラスで最小のセントラルハンドの一つを備え、HOモデルとして、凹凸があって乾燥した食品の取扱に最適な装置です。
KR CYBERTECH HO（可搬重量：20 kg、リーチ：1,810 mm)
低可搬重量で最大の電力密度：KR CYBERTECH HOは、例えばパンの仕分けや輸送箱への積み込みなどのハンドリングアプリケーションを専門としています。
KR IONTEC HO（可搬重量：50 kg、リーチ：2,100 ～ 2,500 mm)
食料品業界の作業スペースは往々にして限られています。KR IONTEC HOは、この可搬重量クラスで最小の必要スペースが魅力です（最大2,500mmのリーチの場合）。
KR QUANTEC HO（可搬重量：120 ～ 240 kg、リーチ：2,700～3,100 mm）
KR QUANTEC HOは、そのバリエーションの多様性が魅力です。その中には（3,100 mmに及ぶ）リーチや120～240 kgの可搬重量変動幅が含まれています。衛生的な製造でフレキシブルに適用できます。
KR QUANTEC PA HO（可搬重量：140 ～ 240 kg、リーチ：3,200 mm)
パレタイジングロボットは、今日の食品業界と飲料業界のオートメーション化において最高の要件を満たしています。
衛生的設計により洗浄が簡単
HMの機械は、一次的分野における全ての衛生基準を簡単に満たします
一次的分野の要件も満たすため、KUKAはHM（衛生機械）ロボットを提供しています。「衛生的設計」による機械には清潔さが最優先されます。構造と材料はEHEDG設計指令に基づいているため、食品や医薬品と直接接触する用途でのロボット使用が可能です。「死角のない耐食性ハウジング、食品対応の潤滑剤およびステンレス部品の採用により、最高の衛生レベルを保証します」とディーター・ローテンフッサー氏は述べています。そのため、ロボットは特に消毒や科学洗浄剤に対して耐久性があり、その頑丈で防水性のある構造により、高圧で問題なく洗浄することができます。清掃に不可欠な電気的インターフェースは、一次接触領域に配置されていません。代わりに、KR AGILUSでは機械の下にあり、KRDELTAではケーブルは上向きに配線されています。
お客様の用途に対して完璧なHMロボットを見つける
FDAに準拠した部品とH1潤滑剤を備えたHMロボットには、3-10kgの可搬重量と、最大1,200mmのリーチが魅力です。ステンレス製のデルタロボットの登場により、年初から一次的分野向けのKUKAのポートフォリオはさらに充実しています。
KR AGILUS HM（可搬重量：6 ～ 10 kg、リーチ：900 mm)
食品の梱包は製造コストの40%以上を占めるようになっています。高い衛生規制を考慮して、例えば顧客は「衛生的機械」モデルであるKR AGILUSの小型ロボットにより、新しいタイプの経済的に意味のあるオートメーション化のグレードを実現します。その衛生的な設計により、生の食品加工や製薬分野での使用が可能になります。このバリエーションの場合に、設計と材料は完全に衛生的なものであり、FDAに準拠した部品を含めてEHEDGの要件に基づいています。
KR DELTA HM（可搬重量：3 kg、リーチ：1,200 mm)
KR DELTA HM機械は、衛生的設計の原理に基づいて構成されています。完全ステンレス製の並行アームロボットは、要求が厳しいピック・アンド・プレースを実現します（EHEDG指令に基づくFDA準拠の部品）。そうすることで、それは一次食品生産における洗浄性に対する最も高い要求を満たします。この構造により、弊社のデルタロボットは少ないメンテナンスで済みます：駆動装置はカプセル化され、ボールジョイントは自動注油式です。
特に梱包分野で迅速なピック・アンド・プレースのタスクのためのKR DELTAの提供をさらに推し進めていきたいと考えています。このことは、対応するKR SCARAロボットのバリアントにも言えます。
