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KUKAの歴史

1989年ドイツ・アウクスブルグでその歴史がはじまって以来、KUKAは「made in Germany」のアイデアとイノベーションの象徴となっています。そして今日、インテリジェントな自動化ソリューションの先導的な提供者としてビジネスを展開しています。


【1898年 ~ 1920年】

1898年 KUKAの創設

ヨハン・ヨゼフ・ケラーとヤーコプ・クナッピヒが、アウクスブルクにアセチレンガスプラントを設立。
家屋と道路用に費用対効果の高い照明運用を可能にしました。

 

1905年 価格が下がり、提供品が増える

創設後数年間、電気光源の普及によりアセチレンガスの価格が急激に下落。そのため、Keller und Knappich GmbH(ケラー・ウント・クナッピヒ社)は、新発明の酸素アセチレン溶接に基づき生産を拡大。
この時からKUKAは、常に
溶接技術の新しいスタンダードを確立してきました。

KUKAの創設者、ヤーコプ・クナッピヒ(左)とヨハン・ヨゼフ・ケラー

20世紀初頭には、ケラー・ウント・クナッピヒ社は電信略号を使うようになりました。
この頃「Keller und Knappich Augsburg(ケラー・ウント・クナッピヒ・アウクスブルク)」の頭文字をとって、KUKAブランドが誕生しました。

1898年から今日までのKUKAロゴの展開。

【1920年 ~ 1970年】

1920年 製品ラインアップと市場の拡大

工業的、手工業的溶接・切断加工から得たノウハウを他の分野にも応用。特に、大型容器や車両用の上部構造部分の製造に力を入れました。

それから数十年も経たないうちに、KUKAはヨーロッパで自治体用車両部門のマーケットリーダーの地位を確立しました。

1920年からのKUKA自治体用車両。

1939年 革新的で正確なソリューション

製品ラインナップを拡大。
ドイツで初の電気スポット溶接システムを製造。

1949年 編み機とタイプライターで新しい製品分野へ進出

溶接システムや大型容器の他にも製品ラインアップを拡大。

コンパクトなポータブルタイプライター「Princess」誕生。高さ64mm、重さ5kg

丸編み機「Selecta」も市場に投入し、繊維産業でより高速で柔軟な製造を可能にしました。

製品ラインナップの拡大:丸編み機「Selecta」。

1956年 自動化で成功へ 

初の冷蔵庫/洗濯機用自動溶接システムを発売。

初のマルチスポット溶接搬送ラインをVolkswagen AG(フォルクスワーゲン社)に納入。

 

1966年 革新的な溶接技術

新しい溶接技術である摩擦溶接を確立。
その後の数年の間に、短時間溶接や位置決め摩擦溶接など他にも数多くのイノベーションが続きました。

1956年からのマルチスポット溶接搬送ライン。

【1970年 ~ 2000年】

1971年 製造ラインにKUKAロボットを投入

ヨーロッパ初のロボット運転の溶接搬送ラインをDaimler-Benz(ダイムラー・ベンツ)向けに製造。


1972年 より安全で高速、耐久性が向上

初のマグネットアーク溶接機を発表。
その方法は順次改良され、今日では、恒久的に超高負荷への耐久性を要する部品の接合において最も高速で安全な方法の一つとなっています。

マグネットアーク溶接機の投入。

1973年 ロボットのパイオニア、Famulus

世界初の電気機械駆動式6軸型産業用ロボットにより、ロボットのパイオニアとしての歴史を刻み始める。

 

1989年 品質で秀でる

ヨーロッパでナンバー1の溶接システムメーカーに
1980年代初頭に開設した北米の拠点も発展。

時代の先を行く: 1973年の産業用ロボットFAMULUS。

1996年 PCによるロボット制御

ロボットメーカーとして初めて、PCベースのロボット制御へのパラダイムシフトに挑戦。

1998年 中国へ

長春のAudi(アウディ)工場にロボットを納入。
KUKAは、世界で初めて中国へロボットを輸出した活動的な企業の1つです。

その後数年間で、中国にいくつかの支社と生産施設を開設しました。

【2000年 ~ 現在】

2001年 医療用ロボット

世界初のロボット制御放射線治療システム「Cyberknife(サイバーナイフ)」に採用。
これまで手術が不可能であった複雑な腫瘍の治療が可能になりました。


2006年 コンプリートソリューションとして

Chrysler(クライスラー)コンツェルンからの依頼により、

Jeep Wrangler(ジープ・ラングラー)ボディの一貫生産向けに、北米にKUKA Toledo Production Operationsを設立。

放射線治療システム「Cyberknife」により、腫瘍を効果的に治療できるようになりました。

2007年 6軸で世界記録

可搬重量1,000 kgの壁を突破。世界最強の6軸産業用ロボットとして、KUKA KR 1000 TITANがギネスブックに掲載されました。


2010年 フレキシブルなベストセラー

KUKA KR QUANTECはその比類ない可搬重量範囲により、発売からすぐに世界的で最も売れているロボットとなりました。

世界最強の6軸産業用ロボット:KUKA KR 1000 TITAN。

2013年 ロボットと手を取り合って

高感度で直接的な世界初のヒューマン・ロボット・コラボレーション(HRC)認証のロボットLBR iiwa誕生。

LBR iisyにより、コボット(協働ロボット)のサクセスストーリーが続く。
ライン製造でも、
構造化されない動的な作業環境でも使用可能です。

KUKA LBR iiwaはヒューマン・ロボット・コラボレーションを可能にしました。

2014年 さらなる成長

KUKA AGとSwisslog Holding AGが合併。
KUKAはSwisslogを通じ、物流ヘルスケア業界などの成長市場に参入できるようになりました。

2018年 KUKA120周年 – Thinking Orange

会社創設120周年の記念すべき年。
KUKAは今日、インダストリー4.0に向けたインテリジェントな自動化ソリューションの世界屈指のサプライヤーに数えられます。

120周年記念祭にあたって作成されたKUKAの歴史のビデオ。