KUKAのスポット溶接技術― ロボットから設備一式まで
スポット溶接や抵抗溶接では比較的小さな面積に高い機械的圧力をかけ、大きなエネルギーを電流の形で与えます。その際、2本の電極を上下から同時に板金に押し付けて、接触面で溶接電流を熱に変換します。これにより2枚の板金間が、 長持ちで強固に接合されます。
KUKAでは 特殊な条件下であっても低コストで高品質の抵抗スポット溶接が可能です。当社の製品では、スポット溶接の自動化に向けた個別のソリューションが短納期でかないます。高可搬質量でオプションの付加軸を備えた溶接ロボットから、完璧に最適化したコンポーネントで構成されるスポット溶接設備一式まで、幅広く対応いたします。
経済的なスポット溶接工程のためのソフトウェア
アルミニウム溶接をスチールのように速く簡単にできます
従来のアルミ製パーツの抵抗スポット溶接で可能だったのは静止状態での工程でした。この方式では銅キャップが板金に残留することが多いため、頻繁にフライス加工する必要があり、交換頻度も高くなります。KUKAは
KUKA.RoboSpin で、まさにこの問題を解決しました。ロボットが溶接工程中に次の溶接箇所へと移動します。つまり
電極は固定されずに、溶接した部位に対して一定の角度を保ちながら回転するのです。KUKAロボスピンは、
アルミニウムのスポット溶接を最低限の摩耗で高品質に実現します。
ロボットが溶接中にサーボガンを回転させることにより、電極キャップの寿命が大幅に延びます