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摩擦溶接

産業用接合法として1966年にKUKAが確立。異なる材料同士も接合可能な圧接技術、摩擦溶接。


摩擦溶接とは

摩擦溶接は、圧接部に高い強度が得られる接合方法です。圧力がかかっている間に、一方のワークピースをもう一方のワークピースと相対的に回転させると、接合面に摩擦熱が生じ、材料が可塑化。圧縮力によって、材料間に均一な接合がつくり出されます。摩擦圧接の際、溶加材、融剤または不活性ガスは不要。工程は監視された機械制御で100%の繰り返し精度、品質も保証されています。

摩擦溶接により、同じ材料同士も異なる材料でも抜群の接合品質を実現

トンプソン社の摩擦溶接は、あらゆる業界の多種多様な部品製造向けに開発された究極の製造方法です。

回転摩擦溶接の工程

  • 研削段階

    一方のワークピースを回転し、同時に逆向きにもう一方のワークピースに加圧。
  • 摩擦段階

    相対運動(回転)と同時圧力により接触面を加熱。
  • 圧縮段階

    回転を停止すると、圧力が再度上昇。材料の可塑化によりもう一方の部品との結合が可能に。
  • 保持段階

    両方の材料を圧力をかけたまま保持し、ゆっくりと冷却。

従来の接合と比較して、摩擦圧接のメリットは何ですか?

  • 摩擦圧接が極めて高度な結合品質を保証
  • 摩擦圧接が接続面全体にわたって完全に均一な接続を提供
  • 摩擦圧接がさまざまな金属の結合を実現
  • 摩擦圧接工程中、材料の溶解なし
  • 高速かつ高度の結合性
  • マシンによる工程制御によって人為的エラーを回避
  • 各プロトタイプから大量生産に至るまで、さまざまな個数に最適適合
  • 摩擦圧接シームは、消耗品が不要であるため、大抵の場合安価
  • 摩擦圧接工程では、接合前の準備はほとんど問題にならない

回転摩擦接合自動化

ニーズに応じて、フレキシブルなロボットベースのシステムによって、複数の回転摩擦接合マシンを相互に接続するか、または自動的にロード/アンロードすることができます

圧接工程ならびにパラメータおよび装置を、この接合方法において各部品に適合させることができます。適切なマシンをお選びください:KUKA製品パレットには、2~最大1,000トンに至るさまざまな接触圧のさまざまなマシンが用意されています。

自社用の回転摩擦接合マシンの購入はご希望ではありませんか?問題ありません。自動化プロフェッショナルの工場での接合も可能です。1970年以降、KUKAは、受託溶接を実施し、数多くの顧客企業の部品の開発、プロトタイプの製造を行ってきました。

バイメタルや異種材料の場合でも高溶接性を実現:

KUKAは、安全関連構成部品を製造する際に最高品質を保証し、以下のような稀な組合せの溶接も実現します:

  • 銅とアルミニウムの溶接
  • 銅溶接とステンレス鋼溶接
  • アルミニウム溶接とステンレス鋼溶接
  • 鉄鋼溶接とステンレス鋼溶接
  • 炭素鋼とステンレス鋼の溶接
  • チタンとアルミニウムの溶接
  • その他諸々.
接合不能であるか、接合が困難な組合せの特定の材料および合金でも、摩擦圧接によって接合することができます。

KUKAのアドヴァンスド・ウエルディング・ソリューションはお客様のご期待に応えます

KUKAは、数多くの用途向けに、広範なマシンポートフォリオと、エンジニアリングからメンテナンスに至るまで追加サービスによって、完全な摩擦圧接ソリューションを提供します。摩擦圧接の自動化によるメリットと、接合可能な材料の組合せについての詳細については、こちらをご覧ください。

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KUKAの摩擦圧接テクノロジー

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