KUKAの新型デルタロボットで高速化、生産性向上
一瞬で全て把握:KR 3 D1200は、KUKAのデルタロボットの最新モデルです。特に食品のピック・アンド・プレースでその能力を発揮し、最大6kgまで搬送できます。しかもハイスピードで。
2022年11月29日
広いワークスペース、少ないスペース
さらなる自動化を実現するハイスピードロボット
新型デルタロボットは、かつてないスピードが魅力です。小型のAdeptサイクルで、負荷が1kgの場合、サイクルタイムは0.32秒未満です。ダウンタイムを回避するために、高度に開発された新型デルタロボットは、特別にメンテナンスが少なくて済むよう設計されています。生涯潤滑機能を持つカプセル化ギアや自己潤滑機能を持つボールジョイントが、ロボットの常時稼働を支えます。そのほとんどが炭素繊維でできているため、特に軽くて丈夫です。その結果、手入れやメンテナンスのコストを抑え、生産性を最大限に高めることができるのです。
ハイジェニックマシン仕様の産業用ロボット
新型KUKA DELTAロボットは、食品や医薬品のハンドリングでさらなる強みを発揮します。H1食品グレードの潤滑剤を標準装備しており、食品の二次加工にも対応しています。特にチョコレートやパン、お菓子などの乾燥したパッケージ製品は、このロボットに任せれば安心です。この業界の主要分野で生ものに直接触れる場合は、では「兄貴分」である2021年発売のデルタロボット「KR 3 D1200 HM(ハイジェニックマシン)」が適しています。例えば、肉やチーズの生加工のように最もデリケートな条件下でも、HMバージョンのKR DELTAは優れた衛生状態を約束します。
選べる2種類の「デルタ」ロボット
ピックでもプレースでも。統合されたソフトウェアパッケージによる柔軟な使用
複数のKR 3 D1200ロボットをコンベアベルト上で使用しようとする人は、その動きを最適に調整したいと思うものです。高度に開発されたロボット技術に加え、3つのKUKAソフトウェア製品の力を借りればこれを実現できます。KUKA.ConveyorTechが、コンベアベルトの動きを同期させます。KUKA.VisionTechがIP67のハウジングに内蔵されたカメラで商品を検出し、品質管理を容易にします。KUKA.PickControlが異なるロボットのピック・アンド・プレースタスクを相互調整し、より生産性の高い梱包と包装を可能にします。これら3つのソフトウェアソリューションの相互作用により、自動化作業がこの上なくシンプルで快適になります。
新型ロボット「KR 3 D1200」はただいま注文受付中で、最初の納品は年末を予定しています。