フレキシビリティとリーチが求められる
KUKAロボットを用いた未来志向の設備
現在、設備ではプラスチックバンパー用のさまざまなツールが稼働しています。射出成形機で製品が製造される間、KUKAのシェルフマウンテッドロボットは、例えばバンパービームの中央部品の場合はまずグリッパーでブッシュをフィードステーションから外してから、マシンタイバーの間でスタンバイします。マシンが開くと、ロボットがブッシュをノズルに向けてツールにセットしてから、グリッパーを90 °回して射出されたプラスチック部品を取り出します。ロボットが機械から離れると、スプルーブッシュの切り取りが行われ、各種のフライス加工がパーツに施されます。
続いてロボットはパーツを冷却装置に入れ、収縮を防ぎながら正しい形状に固めます。未来型のこの設備では、トリミングするブッシュ用マガジンからプラスチックの火炎処理まで、基本的なプロセスもすべて統合されています。プラスチックパーツにおける終了段階の作業手順は、KUKA のシェルフマウンテッドロボットが機械の非生産時間中に完了することも可能です。