KUKAフライスロボットはバーベルスベルク・スタジオで彫刻を制作しています
KR QUANTEC ultraファミリーのKUKAフライスロボットは、Art Department Studio Babelsberg GmbHで、硬質フォーム製の彫刻を制作しています。そこではロボットが、自動的にすべての作業ステップを自律的に実行する、個別に設定可能な工作機械として使用されています。さらに、CNCフライス加工により、正確な3次元加工が保証されます。
工作機械としての高負荷CNCロボット
バーベルスベルク・スタジオは、世界で最も古い大規模な映画スタジオとみなされています。精巧な装飾、背景および小道具の制作は、子会社のArt Department Studio Babelsberg GmbHが担当しています。同社は、ロボットを工作機械として使用する柔軟なターンキーソリューションとして、硬質フォーム製彫刻の生産の自動化を計画しました。そのために、SEMATEK GmbH社とDatentechnik Reitz GmbH & Co. KGに委託を行いました。CNCロボットは2016年4月に作業を開始し、費用対効果と柔軟性の面で期待を十分に満たしました。
KR QUANTEC ultra:CNCフライス加工により正確なパス精度が実現します
生産は、KR QUANTEC ultra製品ファミリーのKR 210 R3100タイプのKUKAフライスロボットが行います。KR QUANTECシリーズの中でも最も強力で剛性が高く精密なロボットです。高精度のフライス加工だけでなく、3m超の広い範囲もこのモデルの特徴です。これは、削られた彫刻のもとである硬質フォームのサイズが3x3mであるため必要です。
ワークプロセスの高度な自動化
さらに、KR QUANTEC ultraは、様々なツールを独立して切り替えることもできます。高周波スピンドル、ツールステーション、ターンテーブルな多くのコンポーネントがあります。ツール中心点 (TCP) 測定により、フライスロボットはCNCフライス加工中のツールの位置、例えばツールが部品に接触するフライスヘッドを検出します。位置の決定は、コンピュータモデルの正確な実装にとって不可欠です。
フライスロボットの高い精度により、デジタル設計を正確かつ迅速に行えます。